赤ちゃんがいる人にしか関係の無い話ですが、ベビーミルクのお話。
ドイツではそもそも母乳推進なので、市販のベビーミルクは二の次なのですが、それでも私の様に母乳の出が少なかったり外出したりなどで市販のミルクを使うシーンも出てくるでしょう。
そこで、オススメの市販ミルクと言えば「Aptamil(アプタミル)」!
粉ミルクはもちろんですが、注目すべきは液体ミルク!
そう、ドイツでは、というか欧州では、液体ミルクなるものがあるのです!
日本では液体ミルクってメジャーではない様ですが(というか販売してない?)、これとても便利!
液体ミルクの使い方
粉ミルクの何が面倒って、
- お湯を一回沸騰させて
- 50度くらいまで冷まして
- 粉ミルク入れて
- 更に人肌まで冷まして
って、何分かかるんじゃい。赤子は今泣いとるのよ。
液体ミルクなら、
- いちおう振って
- 開けて(キャップを開けて、アルミの蓋も剥がす)
- 人肌まで温めて(湯せんなら2と3の順序が逆でも)
- 哺乳瓶のニップルを装着すれば完了!(口径3cmの通常サイズであればOK)
温める作業はあるにしろ、粉ミルクよりは数段早くあげられます。
開けるまでは常温保存可能(売り場も常温)ですし、賞味期限も数ヶ月ほど余裕があるので買いだめしておけますし、dmオンライン など通販でも買えます。
※注意:ただし、いったん開けたら冷蔵庫に入れて、どんなに長くても24時間以内には使いきってください。
その24時間以内というのは、他の哺乳瓶に入れてAptamilボトルに残った場合を指しています。
直接アプタミルのボトルからあげて残った場合は、たとえ冷蔵庫でも保存せず捨ててください。
口径3cmのニップル&輪っかであればAptamilに適応すると思いますが、私が使っていたのはMedela社のものでした。
液体ミルクの温め方
液体ミルクの温め方ですが、ぶっちゃけ私はレンジでチンしちゃってました。
電子レンジの仕組みがマイクロ波で水分子同士を摩擦させて温めるというものなので、栄養分の分子に関して気になるといえば気になりますが、べつに沸騰させるわけじゃなく、あくまで人肌まで温めればいい秒数なのでべつに問題ないんじゃないでしょうか。
電子レンジの秒数としては、常温保存からだったら600wで10秒くらい、冷蔵保存からだったら600wで20~30秒くらいでしたでしょうか(量やもとの冷たさにも依るので様子をみながら調整してください)。
電子レンジはちょっと…という方は王道に湯せんで温めればいいと思います。
こちらも人肌まで温めればいいだけなので、常に沸騰したお湯をポットなどに用意しておけば、そんなに時間はかからないはず。
と、温め方を書きましたが、もともとそのまま飲ませることができるものなので、子供が生後間もない頃は律儀に人肌まで温めていましたが、8ヶ月くらいになった頃から外出先ではそのままであげていました(寒い時期だとまた話は別ですが)。
外出先でそのままあげられる、この便利さが分かりますかー???
粉ミルクだったら、熱湯入りの魔法瓶、冷ます用の水、計量スプーンやら、あれやこれや持ち歩かなければならないのに、この液体ミルクだったら、そのミルクとニップルだけでいいのです!
飛行機の機内でも、普通ならフライトアテンダントさんにお願いして作ってもらわなければならないところ、この液体ミルクがあれば、自分で好きな時に好きな様にあげられるのです。
あーーーー!なんて便利!
なんて素晴らしいの!
で、なんで日本に無いの!
Aptamil は Hebamme ご推薦!
私が作っているわけじゃないので Aptamil はこんなに高品質ですぜ!とは証明できませんが、安心して子供に飲ませられます。
まず30年の歴史があること。30年?そんな老舗でもないじゃん?と思われるアナタ、
Aptamil は Hebamme(助産婦)ご推薦なのです。
まぁ、私の担当だった Hebamme が、事あるごとに「Aptamil を買っておいて」と夫に言っていたからなんですが(ちなみにマッサージオイル系では事あるごとに weleda を勧めていた)、もうね、Aptamil と weleda の回し者かと思ったくらい。
Aptamil シリーズ、種類が豊富
ただこの Aptamil シリーズ、良く言えば種類が豊富、悪く言えば何を買っていいのやら混乱します。
公式サイト も探してみたのですが、そこには商品一覧のようなページはない模様。
まぁ簡単にまとめると、まず液体ミルクはパッケージがボトルで粉ミルクは紙のボックス。
産まれてからの期間別に商品が分かれているようで、新生児は 「von Geburt an(誕生から)」、6ヶ月後からは 「nach dem 6. Monat」、10ヶ月からは 「ab dem 10. Monat」 の文字で探すことができます。
そのうち「von Geburt an」の中でも「Pre」、「HA」と分かれていますが、意味としては
- Pre … 赤ちゃんが最初に飲むミルク
- HA … 対アレルギー用(両親にアレルギーがある場合)
だそうです。
» 粉ミルク派の方には「粉ミルク用の水」の記事も参考になるかと思います。