妊娠中に、あると便利だったもの、役立ったものを紹介したいと思います。
葉酸サプリメント
妊娠が分かったらまずは葉酸サプリメントでしょ!
(本来なら、妊活中から服用するのが望ましいらしいです)
妊活、妊娠中ともに葉酸サプリを摂ることが勧められているので、ドイツでも葉酸サプリを探してみました。
femibion
そして見つけたのが 「femibion(フェミビオン)」 というサプリメント。
パッケージ自体が妊婦さんを表すデザインになっているので分かりやすいです。
また、日本では海産物が豊富なのでヨード不足にはなりませんが、ドイツではそうもいかないのでサプリメントで補充する必要があります。
この 「femibion」 には、葉酸とヨード、必要なビタミン類が入っていて、葉酸を表す 「Folsäure」 と、ヨードを表す 「Jod」 の文字がパッケージに記載されています。
1点、注意点としては、「femibion」 には1と2があって、妊娠12週までと13週以降で内容が多少異なります。
13週以降のものには更にDHAが追加されています。
これも日本では魚を食べればいいのですが、ドイツではサプリで補充しないと不足してしまうんですね。
お値段が1ヶ月分(30タブレット)で約 20€ と多少お高いですが、私は妊娠が分かってから臨月までずーっと摂取しました。
この栄養が赤ちゃんの身体を作っていくんですもんね。
べつに葉酸サプリが「femibion」だけというわけではないので、他の葉酸サプリもご紹介。
Vitaverlan
こちらは妊娠が分かった際にクリニックが試供品としてくれました(下記画像はその後自分で購入した正規版)。
「Multivitamin mit Folsäure + Vitamin D + Jod」の文字がパッケージにある通り、マルチビタミンに葉酸とビタミンDとヨードが入っています。
Folsäure 800 Plus
こちらは小さな錠剤で飲みやすいです。小さすぎて効くのかと思うぐらい。
それもそのはず、パッケージには「Vom Kinderwunsch bis zur 13.Woche(妊娠を望んでいる期間~13週まで)」と書かれており、要は、妊活中および、妊娠初期用の葉酸サプリなんですね。
120錠入って5?前後(1日1錠摂取)なのでお財布にも優しく、もし妊活中で、先述の「femibion」レベルのサプリを妊活中から摂取するのは予算的に厳しい場合は、こういったお手軽な葉酸サプリがいいのではないでしょうか。
ノンカフェイン コーヒー
妊娠前は毎朝コーヒーに牛乳を足したものを飲んでいた私ですが、カフェインは控えなければならないので、ノンカフェイン・インスタントコーヒーを飲むようにしました。
とは言え、妊娠期間中は便秘になりやすいもの。
だたでさえ便秘体質の私にとってはかなりシビアな問題。
で、どうも今まで朝に飲んでいたコーヒーが便秘に効いていた様で(牛乳が効いていたのだと思っていたが実はコーヒーのようだった)、ノンカフェインだと効かないんですねー。
なんなんでしょ、カフェインが便秘に効くのでしょうか。
という訳で、実はノンカフェイン半分、カフェイン入り半分にして飲んでいました。
まぁ、朝の一杯だけですし。
さて、ノンカフェインの表記ですが、ドイツでは 「Entkoffeiniert (エントコフェイ二アート)」 、または 「Koffeinfrei」 の様に 「frei」(フリーの意)の文字で判断できます。
ちなみに英語では 「caffeine-free」、 「ノンカフェイン」 は和製英語なんですかね。
トコちゃんベルトを取り寄せてはみたものの…
妊娠中に色々調べていると、なんだか日本では 「トコちゃんベルト」 なるものが人気だそうじゃあないですか。
トコちゃんトコちゃん言われていたので、日本の楽天から取り寄せましたよ。
しかしながら1、2回つけてみたものの、つけるのにも外すのにも時間を要し、少しでも位置を間違えると逆に胎児に悪いような気がして、何となく止めてしまいました…。
「産後の骨盤関節のゆるみの回復を促進」 の効果もあるという事で、じゃあ産後にでも使おうと思っていたのですが、結局帝王切開になったので、必要がなくなってしまいました…。
でも妊娠中、腰痛がある場合は、トコちゃんベルト着用で楽になるらしいですね。
実はベルトそのものより、オマケで付いてきた 「アルテナチュラル よもぎクリーム」 が私にはヒット。
妊娠中期、お腹まわりや何故か太腿部分がかゆくてかゆくてたまらなくなった時期があり、クリニックから勧められたクリームも塗っていたのですが、それは軟膏というよりモイスチャークリームだったので、乾燥を防ぐという効果はあるものの、すでにかゆくなった部分にはあまり効果なく、試しに 「アルテナチュラル よもぎクリーム」 を使ってみたらこれが効いた!
とはいえオマケの5gなので贅沢には使えず、ちまちま、ここぞという時だけ少~しずつ使っていました。
新たにコレだけ日本から取り寄せようかと思ったほど。
なんとかオマケで持ちこたえましたが…。
ちなみにドイツでは腹帯は一般的ではありませんが、クリニックから処方箋を出してもって手に入れることは出来るようなので、腰などが痛い場合は相談してみると良いかも。
マタニティパンツ(下着)
ドイツに限りませんが、妊娠中に用意した服装あれこれ。
まず必須なのが下着としてのマタニティパンツ。
マタニティパンツはドイツ語で Umstandsmode Slip(ウムシュタンズモーデ スリプ)、または Schwangerschafts Slip(シュヴァンガーシャフツ スリプ) で探すと見つかります。Slip は下着のパンツの意。
マタニティパンツ(ズボン)
「パンツ」という日本語が下着とズボンを指すからややこしいんだわ。
ズボンと言うと古いとか言われそうだし、とはいえジーンズとは限らないし。
えー、とにかく、私は通常からパンツ(ズボン)スタイルなので、マタニティウェアもパンツスタイルで通しました。
家にずっといるならワンピースの方がが楽ちんかもしれないですが、語学学校に通っていたのもあり、あまり妊婦妊婦したくないなーというのがあったのと、お腹が大きくなってきたのが冬だったので、でワンピースだと下にタイツ履いたりなんだりと余計に面倒そうだったので。
ジーンズタイプと、お出掛けや義両親に会う時など用にブラックのシックなタイプの2本を買って使い回していました。
Umstandsmode Hose で探すと見つかります。die Hose(ホーゼ) はドイツ語でズボンの意。
妊娠中から授乳ブラ
通常のブラジャーもキツくなってくるので新たに買う必要があり、皆さんもそうだと思いますが、どうせなので授乳ブラを買い、妊娠中から授乳ブラを付けていました。
でも、授乳ブラ選びって難しく、ナイロン製でかゆくなったり、サイズが大きかったり小さかったり(ネットで買ったため)、結局いくつも買う羽目に…。
授乳ブラのタイプも、ストラップの付け根から表面をパカっと外せるタイプ、タンクトップの様なタイプなど色々ありますが、授乳経験者としては、ワイヤーも留め具も無い、胸を中心からグイッと出せる簡素なタイプ(いわゆるスポーツブラタイプ)が個人的には楽。
授乳の仕方にも依るとは思いますが、表面を外せるタイプは、留め具やストラップが赤ちゃんの顔に当たらないよう気を配るのが面倒だったりします。
各個人、好き好きあるとは思いますが。
授乳ブラはドイツ語で Still-BH で探すと見つかります。
Still(シュティル) が授乳で BH(ベーハー) がブラジャーの意。
注意すべきはトキソプラズマ
日本でNGと言われている、背伸び、重いものを持つ、お腹や足を冷やす事はもちろん避けていましたが、ドイツでは、上記の様なことはあまり言われなかったです。
逆に言われた事は、生物(なまもの)を食べない(私が日本人だったからなのか、特に生魚は食べるなと念押しされました)、チーズもカビタイプなどフレッシュタイプはダメ、野菜は念入りに洗う、猫に触らない、などトキソプラズマ感染に関する事が殆どでした。
ひとりごと
妊娠中の便利グッズとは違いますが、妊娠中の食べ物に関して。
私は妊娠中、日本の食べ物が無性に食べたくなってたまらなかったです。
それも高カロリー系、鰻、天ぷらが食べたくて食べたくて仕方がありませんでした。
ドイツには鰻も天ぷらも無いので、逆に考えれば良かったかな、と。
これ、我慢せず食べていたら体重オーバーもいいとこだったと思います。
で、何を食べていたかといいますと、よく食べていたのは白いご飯に塩をかけたもの、トマト、ブロッコリー。
わ、わびしい…。
小腹が減った時にも塩おにぎり。
夕食は夫と一緒なので何かそれなりの料理を作って食べていましたが(忘れましたけど)、妊娠初期はつわりでそれほど食べたくならず、中期~後期も無性にお腹がすくようなことはなく(鰻と天ぷらは食べたかったけど)、わびしい食生活のおかげで基準内の体重増加で済みました。