ドイツではベーカリー(パン屋)でケーキを売っている
ふと思えば、ドイツでは、純粋にケーキだけを売っているケーキ屋さんは稀で、ベーカリー、いわゆるパン屋でケーキも売っている、というパターンが殆ど。
ケーキが食べたくなったら、(こじんまりとした個人営業っぽいベーカリーでなければ)ベーカリーに行けば大抵ケーキが買えます。
話がズレますが、以前、アメリカに住んでいる友人が
「アメリカではパウンドケーキのような焼いたケーキが殆どで、生クリームが乗ったケーキが食べたくなっても無くて、探すのに苦労した。」と言っていたので
ドイツでもそうなのかな、と思っていたら、ちゃんとあります、生クリーム系のケーキ。
(ちなみにその友人はフランス菓子屋でやっと生クリームケーキに辿り着いたそうです。)
以下、よく見かける、且つケーキも売っているベーカリーをリストアップしてみました(ヴュルツブルグ市内)。
HPにケーキも載っているので、行く前に候補を決めていくといいかもしれません。
それから、良質なスーパーマーケットにはベーカリーが併設されており、そこでも大抵ケーキも売っています(スーパーの中ではなく、あくまで併設、レジは別なので、スーパーに入る必要はありません)。
例を挙げると、Kupsch、EDEKA、Tegut、REWEあたり(各HPへ飛びます)。
ドイツのケーキは安い
第一の感想はまずこれですね。日本に比べて安い。
1カット2~2.5ユーロ程度です。今(2014年2月現在)円安で1ユーロ140円だとしても280円~350円くらい。
日本で280円くらいのケーキだとたかが知れていますよね(なんて言っちゃいけないのかな)。
でもドイツのケーキはその値段でも大きさもありますし、ちゃんと美味しいです。
そもそも、日本のデパ地下にあるような1カット700円以上するようなケーキは無いです。
そういえば、夫の家族を新宿伊勢丹のデパ地下に連れて行った時は、感動していたのと同時に値段の高さにも驚いていましたっけ。
そりゃビックリですよね。
ドイツのケーキは包装がラフ
ケーキに限らず何でもそうなのですが、ドイツは包装がラフです。良く言えばエコ。
ケーキを買っても箱になんか入れてくれません、手提げ袋もくれません(いいケーキ屋は聞いてくれる)。
じゃ、どんな梱包かというと、ケーキを四角い紙皿に乗せて、紙皿ごと薄い包装紙で巻く、ただそれだけ。
紙皿もしっかりしたものではなく、アウトドアで使うようなフニャリとするやつ。
ケーキは斜めにならないように持って帰る必要がありますが、ドイツでは持ち手も無いですし箱じゃないので上には何も乗せられません。
エコバッグなんかをケーキの為だけに使えるならいいですが、大体が買い物ついでにケーキ屋に寄るので、エコバッグは他の食材で埋まっていることが殆ど。
結局どうするかというと、手の平に乗っけて持って帰ります。
「ほら見て~。私はケーキを買いましたのよ~。おほほほほ。」てな具合に見せびらかしながら。
冷凍ケーキ
冷凍ケーキ。アイスケーキではありません念のため。
ケーキが日常的なお国柄だけあって、冷凍のケーキも日本より随分身近な存在です。
日本で冷凍ケーキとなると殆どが通販で購入するパターンだと思いますが、ドイツではどこのスーパーでも冷凍コーナーに普通に売っています。
種類も豊富(豊富の度合いはスーパーの大きさにも依りますが)で、ちゃんと美味しい。
冷凍ケーキは大抵、室温で2時間、冷蔵庫なら一日前に移動して解凍しておくと食べごろです。
ただ、室温というのが夏と冬では違いますし、室温で生クリームを放っておくのも気分が宜しくないので、私は一日前に冷蔵庫に移動する方法をとっています。
» ケーキを購入する際には、買い物で使うドイツ語も参考になると思います。