電子滞在許可証(eAT)を取得

ドイツの電子滞在許可証(eAT)について

ドイツに長期滞在するなら(結婚してドイツに住むなら当然のこと)、滞在許可証(在留資格)を取得する必要があります。
正式名称は「電子滞在許可証(elektronische Aufenthaltstitel)」、略してeAT。

当ページはドイツ人との配偶者ビザの話なので、ワーキングホリデービザ、学生ビザ、就労・研修・研究滞在ビザ等に関しては異なるかもしれません。
そして2014年12月現在の内容ですので、今後またどう変更されるかは分かりませんので悪しからず。
 

滞在許可証とビザは違うのか

まず、滞在許可証(在留資格)とビザは違うのでしょうか?
私は今まで ビザ=滞在許可証 だと思っていました。
何故違うのか疑問に思ったのかというと、私が取得した「電子滞在証明証(eAT)」について調べようとして、ドイツ語でビザを表す 「Visum」 で検索しても、私の持っているカードの情報が出てこず、滞在証明証を表す 「Aufenthaltstitel」 で検索すると、まさしく持っているカードの情報が引っかかるのです。
これって、私が取得した 「滞在許可証(Aufenthaltstitel)」 = 「ビザ(Visum)」 ではないということですよね。

色々調べて辿り着いた ドイツ大使館・総領事館WEBサイト に依ると、似て非なるもの、やはり正確には違うようです。
ドイツ大使館・総領事館サイトでは以下の画像の通り、 「ビザ無しでドイツに入国した後に滞在許可を申請することができます」 とあります。

ドイツ人配偶者との滞在ビザ

さらに同ページにある 「日本国籍者の長期ドイツ滞在の為の手引き(pdf)」 にも、
「日本でビザを取得して行く必要がなくなり、ドイツに入国後、直接、滞在地の外人局で、滞在許可を申請することができるようになりました。」
とあります。要は別物なんですよね。
要所要所で 「滞在ビザ」 とか書かれているから混乱するわけで、いっそ名称をきっちり分けてくれよと思います。
 

ドイツでの「滞在許可証」取得の流れ

さて、これからドイツ人とご結婚されてドイツに住むにあたり、その 「滞在許可証(Aufenthaltstitel)」 を取得する方もいらっしゃると思いますので、ここで、滞在許可証の取得の流れをおさらいしたいと思います。
滞在許可証取得の部分だけ切り出して説明すると分かりにくいので、ドイツに入国してからの一連の流れを書いています。

入国後すみやかに住民登録しに行く

ドイツに入国後できるだけすぐに(都市に依って1週間~2週間とありますが次の日にでも行った方がいいかと)、市役所の住民登録局(Einwohnermeldeamt)に行って住民届(Anmeldung)をする。
詳しくは当ブログ住民登録 で書いています。

※注意:他の街は分かりませんが、ヴュルツブルク市役所は、市役所全体の営業時間と、各部署(das Amt, 複数形Ämter)のOPEN時間が異なります。
せっかく足を運んだのに閉まっていた、なんて事にならない為に、OPEN時間を調べてから行きましょう。
調べ方はヴュルツブルク市役所のHPにある「Ämter A-Z, Öffnungszeiten」ページに、その名の通り、AからZまで各部署のリストとそのOPEN時間が載っているので、それをチェックしましょう。
(ページ上部に出ている営業時間は市役所全体のものなので、ちゃんとページの下まで見ること)

外国人局で滞在許可の申請をする

住民登録と同日でもいいですし、でもおそらく書類を揃えるのに時間がかかると思うので後日(但し入国後90日以内!)に、同じく市役所の外国人局(Ausländerbehörde 又は Ausländerbeirat とも言う)で滞在許可の申請をする。

滞在許可証(Aufenthaltstitel)取得に必要なもの、必要な費用

滞在許可証(Aufenthaltstitel)取得に必要なもの、必要な費用は以下の通り。

  1. 申請書(市役所で渡されます)
  2. 住民登録証明書(さっき取得したやつ)
  3. パスポ-ト
  4. 顔写真(35×45mmサイズを2枚、1枚だったかも…)
  5. 結婚証明書(アポスティーユ付ドイツ語訳)
  6. 配偶者の給与証明
  7. 配偶者の住民登録証明
  8. 配偶者の住居に関する証明(賃貸契約書等)
  9. あればドイツ語の能力証明書
  10. お金(初回取得なら) 100€

1~3 はいいとして、4 の顔写真ですが、フォトスタジオでスタッフに撮ってもらってもいいですし、でもお高めなので、そこらの証明写真機ボックスで撮っても問題ないです(5€)。
サイズも1種類(35×45mm)しかないので間違えることもないと思います。
ただ、メガネが反射していたり帽子NGなど細かい注意事項があるので、撮る前に証明写真機にある注意書きをチェックして下さい。

ちなみに私は 5の「結婚証明書」 のドイツ語翻訳に時間がかかり、90日ギリギリで滞在許可の申請をした経緯あり(翻訳者が忘れていた!)。
詳しくは当ブログ ドイツ人と日本で結婚手続き で書いています。

6~8 は旦那さんに用意してもらっておいてください。

9 の「ドイツ語検定証明書」 は、あれば持っていってもいいですし、私はパッパラパーで証明書なんて皆無だったので、逆に語学学校リストを渡されました。

10 の 100€ は、ドイツ語検定証明書が無い場合、とりあえず1年間有効の 「滞在許可証(Aufenthaltstitel)」 を申請することになるのですが、滞在許可証そのものは1~2ヶ月後郵送で送られてきます。
その間、仮のレシートのようなもので持ちこたえるのですが、そのレシートは券売機?から受け取ることになり、受け取るのに 100€ を券売機に入れる必要があります。

手順としては、申請日の当日、プラスチックのフダを渡されます。
そのフダとお金を、市役所内にある券売機(場所は担当者に聞いてください)に入れるとレシートが発行されますので、それを持って帰ります。その日はそれで終了。
そのレシートが支払った証明になるので、滞在許可証が届くまで大切に保管。

ちなみに、更新時(私の例で言うと2回目)の費用は2年間有効で 80€ でした。
調べてみると、

  • 初回申請時: 1年間有効 100€、1年以上(取得可能であれば) 110€
  • 更新時(2回目): 2年間有効 80€
  • 永住更新時(3回目): 135€

とのこと。

ドイツ語検定DTZ PrüfungのB1が取れるまで頑張る

初年度に取得できたのは1年間有効の「滞在許可証(Aufenthaltstitel)」 だったので、次の更新日(1年後)までに、「ドイツ語検定DTZ PrüfungのB1」 と 「Orientierungstest」 の合格を目指して、移民の為の 「統合コース(Integrationskurs)」 に通います。
詳しくは当ブログ 統合コース(Integrationskurs) で書いています。

さて、私は、ドイツ語検定「DTZ Prüfung (Deutschtest für Zuwanderer)」のB1レベルに合格すれば、永住滞在許可証が取得出来るものだと思っていました。

ところが、先日無事 DTZ B1 に合格できたものの、その証明書を持って2回めの滞在許可証の更新に行ったところ、更新出来たのは2年間の滞在資格であって、更に2年後に更新に行ってやっと永住になるとのことでした(※注1)。

※注1: さらに注意点発覚!
「電子滞在許可証 (eAT) について知っておくべきこと」日本語版のパンフレット(pdf)に書かれていたのですが、永住滞在資格と言っても
無期限の滞在許可証の場合、カード本体の使用は10年間に制限されています。 10年毎にカードを更新する必要があります。
また、
登録されている旅券・旅券代替書類の有効期限が切れると、使えなくなります。 その為、旅券・旅券代替書類の期限が切れる前に更新することに注意を払って下さい。
ですってーーー!
要は10年毎を気にするのとパスポートの期限を常に気にしなければいけないのね…。
これ…更新忘れそうで怖い…。

 

電子滞在許可証の何が「電子」なのか

電子滞在許可証の何が「電子」かというと、このカードにはチップが組み込まれており、写真はもちろん、指紋もインプットされているのです。
写真も実際の顔写真とは別に、表裏面共にホノグラム化されたものが組み込まれています。
また、カードと同様に郵送されてくるPIN番号を使ってオンラインで自分の身分を証明することが出来るようです(私はまだ試したことはありませんが)。

ドイツの電子滞在許可証(elektronische Aufenthaltstitel)

これが電子滞在許可証(elektronische Aufenthaltstitel)。クレジットカードサイズなのでお財布に入れて持ち歩けます。


 

ドイツの電子滞在許可証(eAT)に関する参考サイト色々

ざっとこんな感じですが、詳細を調べたい場合は以下のサイトもチェックしてみてください。
» ドイツ大使館・総領事館サイトでの滞在ビザの説明
» 滞在許可証(Aufenthaltstitel)に関しての全体的な詳細はドイツ連邦移民局サイトにて
» 「電子滞在許可証 (eAT) について知っておくべきこと」日本語版のパンフレット(pdf)をダウンロードできます