ドイツのパンは硬いです。特に耳が。
硬いゆえに薄く切りたいのですがナイフで切るのはこれまた大変。
そんな時に活躍するのがスライサー。
ドイツではパン以外にもサラミ(Salamiwurst サラミヴルスト)は1本丸々売っていることが殆どで、自分でスライスしなければなりません。
また、ドイツならではの食品(というかツマミ?)のひとつに、スモークしたベーコンのブロック(Speck シュペック 又は geräuchertes ゲロイヒャーテス と言う)があるのですが(中々美味)、これもそのままでは硬くて食べられないので、薄くスライスする必要があります。
※ちなみに、Speck という言葉はゲイの意味もあるらしく、人前で言うなら geräuchertes と言った方がよろしいようです(夫談)。
日本ではパンは柔らかくてナンボの世界なので、こういったスライサーはあまり需要がないのかもしれませんが、生ハムのようなブロックになっているハムやベーコンは、よく切れるナイフをもってしてもやはり大変。
そんな時スライサーは大活躍。
スライスする厚さは、パンなら1cmくらい、サラミは1mmくらいだと思いますが、もちろん厚さもスライサーで調節できます。
この便利なスライサー、「Allesschneidemaschine(アレスシュナイデマシーネ)」といいます。
全てをスライスするマシン、といったところでしょうか。
注意点としては、鋭い刃がグルグル回転するので、手を切らないように十分注意して下さい。
刃に手が触れないように食品を支えるガードも付属していますが、食品を直に手で支えた方がしっかり固定されるので、たまに食品を直に手で支えてしまっていますが、大きなパンならいいとしても、小さいものだと回転する刃に持って行かれちゃう事も考えられますので、慎重に作業を行なう必要があります。
ドイツ人でも手を切る人はいるようですので。
あと、場所を取ります。