母乳・搾乳・授乳 大作戦!

母乳・搾乳・授乳
10回続けて言ってみましょう。早口言葉、
じゃないですが、授乳期間の頭の中はもうホントそんな感じです。

ドイツは母乳推進

ドイツでの出産 でも書きましたがドイツは母乳推進のようで、帝王切開後で母乳が全く出なかった私はまぁ色々トレーニングをさせられました。

日本の友人に聞いてみたところ、日本も母乳推進ではあるようですね。
ただ、「共働きや、母乳出ない人の精神に配慮して、表立って母乳母乳って言わないのが日本かなー、と思う。」 by 友人談

母乳出ない人への配慮はなく、豊臣秀吉よろしく 「出ないなら、出させてみよう」 というのがドイツで(織田信長じゃなくて良かった)、とは言え、ドイツも普通に粉ミルクも売っているので、市販ミルクが絶対ダメ、ということではないと思います。
 

母乳出しトレーニング

産後1-2週間目

第一に、吸ってもらわないと出るようにならないとのことで、赤ちゃんに無理やり吸わせる。
産まれて初めて飲んだミルクが哺乳瓶からだった娘としては、嫌がるんだわー、これが。
入院中のこと、若い助産婦さんだとあまり無理させず他の方法を考えるのだけど、年期の入った助産婦さんは娘の頭を押さえつける押さえつける。
で、娘は顔を真赤にさせて舌を震わせてギャン泣き。そして私も泣く。
たまに乳首を咥えたかと思ったら、ちょっとペロペロして私の乳首だと気づいたら「オェーッ」という顔をする始末。←ヒドイ。

次に、生身の乳首を哺乳瓶と思わせる為に、乳頭保護器(シリコン製のキャップ)を乳首に被せて試す。
これも運が良ければうまくいくけど 「なんか違う」 と気づいたらギャン泣き。
まぁお腹も空いてますしね、早くまともなもん食わせろ、といった感じなんでしょう。

それなら、まず母乳の味に慣れさせよう、ということで、搾乳したものを哺乳瓶に入れて飲ませる。
最初は拒否していましたが、2-3回試したところ、これはクリア!

産後2-3週間目

よし、母乳の味には慣れたな、というところで母乳直出し(ビールか?)に再チャレンジ。
上手くいかなければ搾乳したものを哺乳瓶で飲ませる。
娘はそれほど直出しを嫌がらなくなってはきたものの、私の母乳があまり出ていないのか疲れるのか、飲んでもすぐ寝てしまう始末。
実際問題、飲んでいないので、ベッドに寝かせてもすぐお腹が空いて泣く。

で、なんとなく予想はしていたものの、やはりミルクが足りておらず、娘の体重が思ったように増えていない。
急遽作戦変更 ←ちなみにこれらの作戦は全て Hebamme(助産婦さん)の指示。
「基本母乳だけど、足りていないようだったら市販のミルクを追加しましょう」 と。

母乳あげる → 市販のミルクあげる → 哺乳瓶を洗う(とりあえず水ですすぐ) → 搾乳する → 哺乳瓶を殺菌
この一周りのスパンに中々時間が掛かるんですわ。
しかも搾乳と次の母乳の間はなるべく空けたい(搾乳した後だと出ないから)。
もう、生活も頭の中も授乳でいっぱい、季節は春、太陽がいっぱい。

産後4週間目

そのうちに仕事も再開(在宅ではありますが)、更に引っ越しが重なるという二重苦。
娘にはそんなこと理解できるわけがなく、相変わらず少し飲んで寝てしまう状態。
もうね、「飲むなら寝るな、寝るなら飲むな」 と車の標語のようなことを言っていました。

しかも搾乳するには片手でボトルを支えている必要があり、パソコン作業が出来ないんですよね~。
そこで買ったのがボトルを両胸にぶら下げられるビスチェのようなもの。
見た感じかなりオマヌケですが、背に腹は変えられない、搾乳に関しては便利でした。
ただ、装着するのにこれまた少々時間を要するのと、宅配便など誰か来てもすぐには出られないのが難点。
ひとむかし前のヘンテコ近未来コスチュームみたいな? 胸からミサイル出しますぜ。

そして危険だったのが引っ越し前夜。
荷物をまとめるのもピークに達していて、母乳直出ししている時間が無い。
授乳の何回かを連続して市販のミルクで済ませてしまったのがマズかった。
夜になって胸が痛みだす!!!
ツーンというかジーンというかビリビリというか、こりゃーヤバイというレベルの痛さ。
いよいよ乳腺炎か!? 急遽夜中に起きて、既にダンボールに詰めてあった搾乳器を取り出し搾乳する始末。
搾乳するにも痛くて痛くて、でもどうにか頑張って搾乳していくうちに痛みは収まっていき、なんとか乳腺炎はまぬがれました。
あぁビックリした。皆さんもお気をつけください。早期処置が重要です。

産後1ヶ月以降

母乳もだんだん出るようになってきた様ですが、
母乳直出し → 市販のミルクをあげる、に定着。
本来なら市販のミルクは無い方がいいのでしょうが、やっぱり足りない様なのであげてしまっています。
ただ基本守るべきは、先に必ず母乳 → その後に市販ミルク。

嬉しいのは、娘が母乳も好きになってくれたことでしょうか。
母乳をあげる時エヘ~っと笑ったり、眠れない時にお腹は空いていないのにおっぱいを欲しがったりするのを見ると、以前はあんなに嫌っていたのになーと、飲んでくれなくて泣いていた数ヶ月前の自分に教えてあげたいです。
 

母乳を出やすくする

水をたくさん飲む

Hebamme 曰く1日2リットル。
日本ではたんぽぽ茶が有名なようですが、ドイツでも母乳にいいお茶があって、その名も 「stilltee(授乳茶)」 by Weleda社。
味も飲みやすく、私は1日1回飲んでいます(多くても1日2回までだそうです)。
もしかしたら気休めなのかもしれませんが、どちらにせよ水分を2リットル飲む必要があるので、水ばかりじゃ飽きちゃいますし、温かいお茶で落ち着いて、母乳にいいのであれば一石二鳥。

ご飯(お米)を食べる

これは日本の情報ですが、色々ネットで見たところ、ご飯は母乳が出るようになる様なので(但しモチは詰まる要因となるので避けた方がいいようで)、ドイツ生活とは言えやはり日本人ですし、毎日一回はご飯を食べるようにしています。
おかずが無いので、白ご飯に塩をかけただけのもの、という侘しいものですが、味的に不満はありません。
あとは野菜を食べる、甘いものを避けるなどありますが、甘いものは… 食べちゃってますね~。

WELEDA社のStilltee

母乳にいいお茶、WELEDA社のStilltee(直訳で授乳茶)。3~4€位。


 

オススメ搾乳器

オススメの搾乳器と言ったら medela社の Symphony でしょう!
かくいう私もその一種類しか使ったことがないので他のを知りませんが、まず病院で使っていたという点と、色々ネットを見ても medela の Symphony はかなり有名なようです。

その medela の Symphony 搾乳器のマシン本体はレンタルのみで購入は出来ない様です。
マシン本体は Apotheke(アポテケ、ドイツの調剤薬局)でレンタルできます(病院や医師の処方箋があれば無料で4週間)。
マシンの力加減やリズムが赤ちゃんが吸うリズムに似ていていいとのこと。
マシン本体以外の備品(ボトルやチューブ)は自分で買って用意します。
私はボトルを両胸にぶら下げられるビスチェを買ったので、両胸用に2セット用意しました。
本体はマシンがベストなのでしょうが、レンタルするのが面倒であれば手動タイプのものを買って賄うことも出来ます。

搾乳器medela社のSymphony、マシン本体

搾乳器medela社のSymphony、マシン本体。Apothekeからレンタル。お、重い!


medela社Symphony搾乳器用の備品

medela社Symphony搾乳器用の備品。自分で買って用意します。1箱に必要なセット一式(チューブ、哺乳瓶など)が入っています。※ニップルは付いていません。

↓ medela社Symphony搾乳器用の備品(ニップルは付いていません)

↓ ウチで使っているニップル(乳首)M、Sサイズあり
液体ミルクAptamilボトルに適応)

↓ 哺乳瓶を単独で買うなら(3個セット、2個セットあり)

↓ 輪っかを単独で買うなら
輪っかは、上記で紹介の哺乳瓶や搾乳機用の備品に1個はついていますが、哺乳瓶用と液体ミルクAptamilに直につける用とで、哺乳瓶の数より多くあった方がいいです。
液体ミルクAptamilボトルに適応)

 

粉ミルク用の水

おすすめの市販ミルクは、とにかく「液体ミルクのAptamil」!
» Aptamilの詳細はコチラ。必見!
…なんですが、粉ミルクを使うシーンも出てきますので、粉ミルクに使う水のお話をちょっと。

日本では、粉ミルクを作る際にミネラルウォーターはダメ、と言いますよね。
理由は硬水だから。
硬水に多く含まれているミネラル成分が、赤ちゃんの胃や腸、腎臓に負担がかかるからだとか。

じゃ、水道水自体が硬水のドイツではどうすりゃいいの?
硬水の水道水なら、軟水のミネラルウォーターの方がいいんじゃないの?

そこでミネラルウォーターの硬度を色々調べてみましたら、欧州で手に入りやすい軟水は 「Volvic」。
CRYSTAL GEYSER」 も軟水ですがドイツではあまり見ないですね、 「Volvic」 の方がよく見かけます。

と、ミネラルウォーターの紹介をしておいて何ですが、ちゃんとBaby用ウォーターなるものも売っています。
赤ちゃん用品売場で「Baby wasser」 を探せば見つかります。
有名どころでは Hipp社、ドラッグストアdmのbabylove から babywasser が出ています。
 

哺乳瓶あれこれ

おすすめ哺乳瓶

これも搾乳器同様 medela社のが良かったです。
産後1ヶ月は病院からもらった5ml単位でメモリがある哺乳瓶を好んで使っていましたが、たくさん飲むようになれば細かいメモリはどうでもよくなって、medela社の哺乳瓶の何がいいかと言いますと、ボトル上部(飲ませる時には下にくる部分)が丸いんです。
角タイプだと、ミルクを飲ませる時、最後そこにミルクが溜まっちゃうんですよね。
丸タイプだと全て流れていってくれて、ミルク勿体無い病の私としては嬉しいし洗いやすい。
また、液体ミルクAptamilを飲ませる時に、輪っかとニップルを使いまわせます(装着できます)。

※上記で紹介の medela 搾乳器用セットに哺乳瓶も含まれています(ニップルは別)。

ただ、逆に言えば口径が狭めなので、粉ミルクの場合、かなり粉が入れにくいです。
粉ミルクでいくなら、粉を入れやすい広めのやつ、例えば Philips Avent社のがいいです。

私は液体ミルクを主に使っていますが、同じ Aptamil でも、やっぱり粉ミルクの方が安いんですね。
液体ミルクは売り切れている時が多いし。
なので、液体ミルクと粉ミルクを両方使っています。
よって哺乳瓶も medela社とPhilips Avent社の両方使いまわしています。
それぞれ利点と欠点があるわけです。

哺乳瓶いろいろ

哺乳瓶いろいろ。左2本:Philips Avent社の大小(口径広め)。 真ん中:medela社、上部が丸いのがイイ(口径3cm、Aptamil装着可)。 右:病院から貰ってきたもの。

哺乳瓶の殺菌・消毒アイテム

殺菌アイテムは Philips Avent社のものを使っています。
ケースに殺菌したい物(哺乳瓶はもちろん、おしゃぶりとかも)と水を200ml入れて電子レンジで4分熱すればOK!
ただ、ケースだけでは売っていない様で(多分)、哺乳瓶もセットになっているのですが、Philips Avent の哺乳瓶は口径が広めです。
先述の通り 液体ミルクAptamilのボトルに直接装着できないところが難点と言えば難点ですが、粉ミルクの場合は口径が広い方が粉を入れやすいので、私は主に粉ミルク用として使っています。
もちろん液体ミルクだって、そのままAptamilのボトルに装着できないってだけで、注ぎ替えればいいだけの話です。

哺乳瓶の殺菌・消毒アイテム

Philips Avent社の哺乳瓶の殺菌・消毒アイテム。哺乳瓶と水を200ml入れて電子レンジでチン!


その他、母乳グッズ

母乳パッド

めでたく母乳が出てくるようになると必要なのが母乳パッド。

洗って繰り返し使うものと使い捨てがあるようですが、私は洗って使える布製のパッドと使い捨ての 「Lansinoh の NURSING PADS」 とを交互に使っています(基本は布製のを使い、洗濯が間に合わない時は使い捨てパットを)。

繰り返し使える方が無駄がないのは確かですが、使い勝手は使い捨ての方が良いです。
裏にシールがついていてズレないのと、なんと言ってもサラサラ感が保てます。
繰り返し使える方は通気性があまりよろしくないので夏場はおすすめできません。

また、同じ使い捨てパッドでも、メーカーによっては(名前忘れたけど白っぽい箱のやつ)留めるシールのベトベトがブラの方に残っちゃって(たまたまかと思ったけど何度もそうだった)、安いのにはそれなりの理由があるんですね。

母乳パッド「Lansinoh の NURSING PADS」

母乳パッド「Lansinoh の NURSING PADS」


乳首保護クリーム(軟膏)

切れて痛い乳首(乳頭)を保護するクリーム(軟膏)。
もちろん、赤ちゃんが舐めても問題ない成分です。
初めて授乳をするとお互い慣れていないので切れやすいのもありますが、大きくなって歯が生え始めた時にも活躍します。
どちらかというと後者の方が切実…。

乳首(乳頭)保護するクリーム(軟膏)lansinoh lanolin

乳首(乳頭)保護するクリーム(軟膏)、母乳パッドと同メーカー「lansinoh」のlanolin。


乳頭保護器

授乳し始めは、自分の乳首を哺乳瓶にごまかす為に使いましたが、本来の用途は、切れて痛い乳首を保護するもの。
歯が生え始めてくるとそれは中々切実な問題で、でも、これつけると嫌がるんだわ…。どうしたものか。

medela社の乳頭保護パット

medela社の乳頭保護パット。画像は一枚しか写っていないですが2枚入り。