ヴュルツブルグ斧襲撃事件

画像はイメージです(事件とは関係ありません)。

画像はイメージです(事件とは関係ありません)。

2016年7月18日の夜、オクセンフルトからヴュルツブルクに向かう走行中の列車内で、17歳のアフガニスタン出身の難民の男性が斧とナイフで同乗客に襲い掛かり、5名が重軽傷(4名重傷、1名軽傷)を負う事件が発生し、犯人は射殺されました。

私たち家族は家にいたので何事も無かったのですが、ちょうどその時分、救急車、パトカーがこれでもかというぐらい何台も何台も行き交い、特に家の近くが救急病院(Notarzt)ということもあり、その事態は異常でした。
そのうちヘリも飛び始め、尋常ではない、何かあったという事は理解していました。
ただ、その時点ではニュースでは放送されていなかったので、事の真相を知ったのは夜中~次の日の朝だったわけですが。

犯人が「アラー・アクバル」と叫びながら乗客に襲い掛かったこと、犯人の住居から「イスラム国(IS)」の手書きの旗が発見されたこと、また、IS系の通信社「アアマーク通信」がISの兵士による犯行であると声明を出したことから、これはISのテロと位置づけられた様です。

また、被害者が観光に訪れていたアジア人家族とだけ情報があって、気になっていましたがどうやら中国人だったそうですね。

始め私は「ドイツでテロを起こして何故アジア人がターゲット?」と思いましたが、ロバート曰く「他の乗客(ドイツ人)はイスラム系(の外見)の男が刃物を持って向かってきた!という事態に咄嗟に危険を察知し逃げられたけど、観光で来ていた彼らはおそらく「?」という状態で瞬時に逃げられなかったのでは。」との見解。

たしかにドイツは平和という認識で観光に来ていて、まさかそんな事が起きるとはこれっぽっちも想像もしていなかったでしょう。
さらに家族が揃っている状況では、瞬時に逃げるというのは難しかったのかもしれませんね。
家族4人でドイツに旅行に来て(時間もお金も掛かったことでしょう)そんな事件に巻き込まれるとは… 胸が痛みます。酷いです。

ヴュルツブルグがあるバイエルン州はドイツの中でも治安がいいとされている州なのです。
なかでもヴュルツブルグは平和だと、以前通っていた語学学校に講義に来ていた警察官が話していました。
それなのに、です。
それなのに、というのも変ですね。
確かに治安はいいのでしょう、スリなどの件数はフランクフルトなどの大都市に比べると事実少ないので。
ただ、こういった、精神が病んでいる人間が起こす突発的な事件はどこでも起こりうるのです。

ヴュルツブルグは世界遺産に登録された名所もある素敵な街です。
是非観光に来て楽しんでもらいたい。

でも、「ドイツは治安がいい」という神話は崩れつつあるのかもしれません。