DTZ Prüfung (Deutschtest für Zuwanderer) B1内容と対策

DTZ Prüfung (Deutschtest für Zuwanderer) B1

長期滞在の移民に課せられるドイツ語テスト DTZ Prüfung (Deutschtest für Zuwanderer) B1。
これから受けるという方もいらっしゃると思いますので内容や対策をご紹介したいと思います。
DTZ Prüfung の気になる結果はコチラ >>

※2014年10月にドイツで受けた内容になっていますので予めご了承を。
タイムスケジュールは通っている学校によって異なるかもしれません(通っている学校内で受けました)。

私の通っていたKolping-Akademie(コルピング・アカデミー)では
「スピーキング」テストと「リスニング、リーディング、ライティング」テストが別々の日で、1日目が「Sprechen(スピーキング)」、2日目がプリント試験「Hören(リスニング)、Lesen(リーディング)、Schreiben(ライティング)」でした。
学校によっては同日に両方行われるところもあるようですね。

Sprechen(スピーキング)

1日目はSprechen(スピーキング)テスト。
試験官は2人(試験官と言っても学校の教師。ただ、直接私達を受け持ったことがない古株と思われる教師)、受験者は2人ペアで持ち時間は15~20分。
朝8:30から始まり各ペアが30分ずつ割り当てられ、それぞれ自分たちの時間に行き、逆に早い人は終わったらそのまま帰っていいという合理的なスケジュール。
私達は13:30だったのでペアと12:30に待ち合わせしました。

誰とペアを組むかは授業中に事前に決めました。
私の場合「どうしようかな~」と思っていたところ先生が同レベルの人と組ませてくれました。
事前にペアが組めたことで対策を事前にできて良かったです。
とは言っても、ペアで喋ることになるのは最後の「一緒に計画をたてる」時のみで、その他は実質一人でのスピーキングです。

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お題1 【自己紹介】 1.5~3分
紙を渡されて、例えば、Name, Geburtsort, Wohnort, Arbeit, Familie, Sprachen, Hobby等が
書かれています(↑名前、産まれた場所、住んでいる場所、仕事、家族、喋れる言語、趣味)。
要は自己紹介です。

コツとしては沈黙にならないこと、沢山喋ることでしょうか。
趣味ならひとつじゃなく複数用意しておいた方がその分長く喋れますし。
そしてその趣味に対しても質問されますので、それに答えられるようにしておくこと。
例えば音楽鑑賞が趣味なら「どんな音楽を好みますか?」と聞かれると思いますし
「散歩」なら「よくどこへ行きますか?」等々。

逆を言えば、質問されやすいように種を蒔くのも手です。
私の場合、仕事がWEBデザイナーなので、それに対して質問がくるように、全て喋らずちょっと濁しておきました。
すると作戦通り「WEBデザイナーってどういうことをするんですか?」と質問がきたので、後は準備しておいた通り「WEBサイトのデザインを考えたり、HTMLという言語でプログラムのもっと簡単なようなものを書いていきます…云々」と答えました(実際説明は複雑なのですが、もう、丸暗記です!)。
これはラッキーでした。
あまりに仕事について喋っていたお陰で、Hobby(趣味)を話すのを忘れていて、試験官に「趣味は?」と指摘されてしまいました。すぐに答えましたが。

また、担任の先生が言っていたのは 「このドイツ語コースが終わったら何をしますか?」 という質問もよく出るらしく、実際、私のペアの人はこれを聞かれていました。
私はこれも丸暗記していたので、割り込んで喋りたかったほど。

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お題2 【写真について語る】 1.5~4分
各自異なる写真を渡されるので、それについて語ります。

これもとにかく喋ることが大事な(沈黙はマズイの)で、担任の先生曰く「悩んで沈黙になるくらいなら、先ずは見えているものをどんどん喋りましょう。」と。
私が渡された写真はApotheke(薬局)で女性のお客さんと店員が喋っているものだったので、先ずは事実をそのまま
「一人の女性、一人の店員、沢山の薬が見えます。彼らの後ろには沢山の棚、ガラスの壁か窓か、女性はコートを着ていてカバンを持っていて… 店員はメガネを掛けていてボールペンを持っていて…」等々
どんな細かなことでもとにかく喋ります。

そしてその後は自分の考えを述べます。
「この女性は薬について何か訪ねているようだ、店員は説明しているようだ」等。
その他にも嬉しそうだ、悲しそうだ、病気のようだ等々、形容詞が役立ってきます。

ちなみに私は言いませんでしたが、他にも「コートを着ているので冬であろう」等、着ているものから季節を述べるのも有りです。
ただ当然のことながら「Ich denke, dass ~」や理由を述べる「weil」構文は必須です。

理想としては、試験官が「もういいです」というまで喋りたおすのがいいとか。
私はそこまでいけませんでしたが。

また、その絵に対して「あなたの国ではどうですか?」の質問もよくあるようで、私も「日本では薬が欲しい時どうするのですか?」と聞かれ「日本も同じような(処方箋を持っていって薬をもらう)システムですよ」とは答えたのですが、さらに日本の薬局を説明しようとして、まず、Apotheke(アポテーケ)って正確には薬局ではなく調剤薬局なんですよね。
なので日本のマツキヨみたいに何でも(シャンプーやコスメまで)買える薬局ではないんです。
それを説明するのに「普通の薬局」というドイツ語が出てこず(しかし疑問も感じず)「日本にはドラッグストア(←突然英語!)がありまして~」と堂々とのたもうて、「Drogerie ね」と指摘される場面も。
「Ja、Drogerie!」と愛嬌でごまかし。

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お題3 【与えられたテーマについてペアで会話】 3分
ここでやっとペアでの試練です。
私達のテーマは「テレビ番組について」でした。
更に「好きなテレビ番組」「一緒にテレビを観る」等のポイントも書かれていて、それについてペアで喋りながら計画だてていきます。

他によく出るテーマでは
「試験後のパーティーについて計画する(いつ、どこで、持ち物、支払い)」や
「入院している知人のお見舞いに行く(誰と行くか、何科か、何を持っていくか)」等もあるようです。
レベルがちょっと高くなると「アパートのドアの鍵が壊れた。どうするか」等も。

私達は事前にペアが決まっていたので、特に大きな問題はなかったのですが、相手によっては発音が聞き取れなかったり、逆に出来すぎる相手だと早口だったり流暢すぎて聞き取れなかったり、はたまたテンション上がって一人で全て喋ってしまうパートナーもいる様で(一人で全部喋られると完結してしまい、もう片方は喋るチャンスが無くなってしまう)、そんな時のために
「もうちょっとゆっくり喋っていただけませんか」
「それはどういう意味ですか」
「あなたの言っている意味はこういうことですか」
「ちょっと待ってください、私も喋っていいですか」等の
ペアに対する要求の言い方も用意していった方がいいかもしれません。
(その言い方は、最下部で紹介しているモデルテスト本にも色々載っています)
「Ja, Nein」しか答えられなかった、というのは何が何でも避けなければなりません!

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あと、これは個人的な見解ですが、スピーキングでは、やはり目を見て堂々と話すことが大事かと思います。
自信なさげでは「いかにも喋れません」と見えますしね。
かくいう私だってロクに喋れないのですが愛嬌と勢いで乗り切りました。
そういえば途中、試験官も笑ってたな。
実際何個か動詞を間違えましたがそんなの気にしない(いや、気にするべきなんだろうけど過ぎたことは忘れる)。

 

Hören(リスニング)、Lesen(リーディング)、Schreiben(ライティング)

2日目はHören(リスニング)、Lesen(リーディング)、Schreiben(ライティング)。
最後のSchreiben(ライティング)以外はマークシート式なので、
例え理解できなくとも、どれかにマークは付けるのは基本。
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Hören(リスニング)
先ずはラジオや留守電の内容を聞いて、何を言っていたか適した内容を選ぶというもの(4-5問)。
交通情報、天気予報、スーパーマーケットのお得情報、
クリニックの休業情報、ラジオの番組情報などがあります。
天気の単語はもちろん、渋滞(Stau)、事故(Unfall)、工事中(Baustelle)等の単語は
バッチリ聞き取れるようにしておきたいところ。

次は2人の会話を聞いて、その内容に適したものを選びます(4-5問)。
最初のリスニングと違う点は、richtig(正解)、falsch(不正解)を選びつつ
内容も3択から選ばなければならない点。例えば、
◯彼女は洗濯機を買う→ richtig(正解)又は falsch(不正解)
◯いつ届けられるか(以下3つから1つを選ぶ)
・木曜日の午前
・週の後半
・午後
といった具合。
各問いの会話が始まるまでに何秒か空白時間が設けられていますが
その空白時間内で質問事項を全て読んで理解するのが(私には)大変でしたし慣れないと混乱します。
なので、作戦としては、本番の問いが始まる前にBeispiel(例文)が語られるのですが、例文なんて正直どうでもいいので、その間に全問ざっと読んで、重要単語をマルで囲むなり日本語でメモしておくといいかと。
あと問題全般に言えることですが、
問題に「nicht」が付いてるか否かで真逆の内容になるので「nicht」は常に気にしてください。

リスニングの最後は、ある共通したテーマについて何人かが順番に喋るので
今の人はこういったことを喋っていた、というものを選んでいきます。
これは内容によってはちょっと難易度高く、私は大体勘で解いてました(苦笑)。
なので、これ以前の問題で確実に点を稼いで(稼げるように特訓して)おいた方がいいと思います。

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Lesen(リーディング)
まずはインフォメーション掲示板のような物を見つつ、
「◯◯をしたい、どこに行くべきか」を選んでいきます(4-5問)。
例えばデパートなら「コーヒーマシンを買いたい、どのフロアに行くべきか」等。
単語を知っていれば簡単ですが、ちょっとしたひっかけ?もあるのでよく読むことが大事です。
他にも「結婚手続きをしたい、どの課に行くべきか」等の役所バージョンも。

次は新聞に載っている様な小さい広告を見つつ、
「◯◯をしたい、どの広告が適しているか」を選んでいきます(4-5問)。
例えば「◯◯さんは学生で、夏休みに向けてお金を貯めたい。どの求人が適しているか」等。
こちらも単純な様で、よく読まないと間違えやすいです。

次は手紙や警告文などを読んで、適した内容を選ぶというもの(3問ほど)。
文章が長くなってくるので全文理解しようとはせず
先ずは問題の方を見て、それに当てはまるのを長文の中から見出すのがいいと思います。

次も手紙か警告文ですが、穴埋め式です。
内容の理解も勿論のこと、文法を知っているかにかかってきます。

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Schreiben(ライティング)
最後はSchreiben(ライティング)。お手紙を書きます。
2つのテーマが用意されてあって、自分の得意そうな方いずれかを選ぶことができます。
私の時は「子供が悪い成績を取った。面談をしたいと担任の先生から連絡があった。返事を書きなさい。」、さらに4つのポイントが用意されてあるので、それに沿って書きます。
・貴方の反応
・いつ行くか
・貴方が面談で話したいこと
・子供は一緒か

もうひとつのテーマは確か「興味のある求人広告を見つけました。企業に手紙を書きなさい」だったかな。
他にも「冬にお湯がでなくなった、管理人に手紙を書きなさい」だったり
「今週は授業に行けない。教師に手紙を書きなさい」等があるようです。

これはもう、とにかく何度も練習するに尽きます。
私も色んなテーマの手紙を何枚も書きました。
書き出し(Sehr geehrte/r なのか Lieve/r なのか)、
最後の締め(Mit freundlichen なのか Viele なのか)、
「手紙読みました」「お返事ください」等の文も必ず書くことになるので
完璧に書けるようにしておくといいと思います。
あとはお手紙お決まりの、最上部右側に町名と日付を書くことをお忘れなく(何を隠そう、私は忘れました!)。

 

DTZ Prüfung モデルテスト

インターネットで「dtz modelltest b1 online」で検索すると
色々オンライン上で無料モデルテスト(模擬試験)が見つかります。

学校でもモデルテストは何度もやりましたが、
私はリスニングが弱く、でも学校では答え合わせだけでリスニングの強化にはならなかったので
私はモデルテスト本を買って勉強しました。

まず聴いてみて、聴き取れなかったものは答えの文章を見ながら何度も聴いて、
何故分からないのか、どこが分からないのかを突き止めていきました。
単純に知らない単語だから聴き取れなかった、ということもありますし
知らない単語はもうコツコツと覚えるしかありません。
いくつも問題を解いていると、やはりコツというか出題の流れみたいなものが見えてきます。
ちなみに私が買った本はこちら。


CD付属。答えは勿論のことHören(リスニング)の全文章も載っていています。その他Sprechen(スピーキング)テストのコツなども載っており、手元に1冊あって損はないと思います。Amazonでもいいレビューが多いですし、ロバートにも確認してもらって「これがいいんじゃない?」と決めたものです。

そしていよいよ、DTZ Prüfung の結果やいかに! >>